クレニオセイクラルセラピーとは
クレニオセイクラルセラピーとは、アメリカのジョン・E・アプレジャー医師が体系化した、様々な心身の機能障害に対して行うタッチセラピーで、痛みや精神の問題、小児の発達の問題、原因不明の体調不良などに有効な効果例がたくさん見られます。
アプレジャー医師は、外科手術中に人間の脊髄硬膜が、膨らんだりしぼんだりしているのを発見し、呼吸や心臓の拍動とも違う、人体が発する未知の動きに興味を抱きました。その動きを人体、主に頭蓋骨(cranium)や仙骨(sacrum)に触れることで感じ取れることを発見し、そのリズムを利用して様々な心身の不調が改善に向かうことを確認していきました。
この人体が発する未知のリズムは、アプレジャー医師からさかのぼること約80年前に発見されていましたが、目視でそのリズムを捉えたのはアプレジャー医師が最初でした。
アプレジャー医師はそのリズムを、
クレニオセイクラルリズム(cranio-sacral rythm)
と名付け、そのリズムを生み出している頭蓋骨と仙骨、そしてこの二つの骨をつないでいる硬膜が織りなす駆動システムを、
クレニオセイクラルシステム(cranio-sacral system)
と名付けました。
クレニオセイクラルセラピーは、まさにこのクラニオセイクラルシステムに対し、徒手接触によって操作を加え、心身の不調を整えようとするセラピーです。
クレニオセイクラルセラピーの効果例
効果が認められる例として、以下が挙げられます。
頭痛、偏頭痛、うつ、不安、目耳鼻の問題、目まい、耳鳴り、睡眠の問題、顎関節の問題、衝撃を受けた後の様々な後遺症、自閉症、学習障害、脳や神経の手術後の不調、慢性肩こり、慢性腰痛、慢性背部痛、側弯症、内臓の不調、自律神経失調、筋膜の問題、妊娠出産に関わる障害や問題など
実に多岐にわたる心身の問題に対処できます。これらの他にも、硬膜に起因する問題であれば、このセラピーで改善する可能性があります。
クレニオセイクラルセラピーの禁忌
禁忌としては、
頭蓋内圧亢進症、脳卒中急性期、脳動脈瘤、多量の出血、延髄ヘルニア、頭蓋骨骨折急性期、脳脊髄液減少症、二分脊椎、アーノルドキアリ奇形など
一般的に急性の出血や骨折、頭蓋内圧が高まることが避けられるべき症状や病気に関しては禁忌となります。
施術風景
代表的な施術部位のご紹介です。
下記の画像を含む10個以上のステップを踏み、全身の歪みを取っていきます。
両下肢の間に手を差し込み、仙骨に触れる施術があるため、スカートの着用をご遠慮ください。
施術料金
5,000円(カウンセリング込み約90分)
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